2023 年度の対話アートは、昨年度も行った短期間の街中展示に加え、クラウドファンディングによる支援協力もい ただき、5 か月に渡る企画展示を行いました(会場:マツモト アートセンター)。あらゆる違いをもつ人が対話を通してつなが り、そこから生まれる表現を交差・変化させ続けた企画展「ジャンクション」。その 4 つのプログラムとキュレーターの紹介です。
『対話 ウッホッホ』展(2024.1.17-1.30)

いろいろな場で表現をして生きる人たちが、さまざま な表現を通して他者と対話する。その対話をアートと 捉え、作品展示や対談やものづくりのワークショップ、 パフォーマンスなど、幅広い表現が交わり、ドラマが 生まれる場が創造されました。
アートって何? 対 話って何? 生きるとは?と自問自答し、その問いを 分かち合う、奥深い時間が流れる企画展となりました。

“ どうしようもない無我夢中の場所 ” に表現の本質がある。
でも、無我夢 中になるとどう生きていけばいいの か分からなくなる。それでも表現を し続けるのはなぜ?
表現の中に生 きるために大切な何か――「ウッ ホッホ!」があるから ・・・ ? 衝動 と生きづらさの狭間や社会の狭間を 行き来する表現者たちの対話をご紹 介しました。
この企画展を経て、違 いをもつ人たちが交わり、知る場を 開くことのさらなる可能性を感じて います。

対話アート NAGANOWEEK2023 キュレーター
西川直子(アトリエももも共同代表)
インタビュー:中野