いま、「多様性」「diversity」という言葉をよく耳にします。
なんとなくイメージできるようで、捉えづらくもあるこの言葉。
さまざまな年代の方に、「多様性」「多様な社会」といったフレーズから
浮かぶイメージを聞いてみました。
多様性のある集団は摩擦が起こるもの。多様な人たちを受け入れられる人は、
少しの知識と「懐の深さ」をもってるなぁと感じています。
「みんなちがって、みんないい」という、金子みすずさんの詩が思い浮かぶ。素では分かっていても受け入れることは難しい。人間としてのプライドとかがあるから、自分の中にないものを受け入れるのは難しいかもしれない。
曖昧で繊細。
「多様性」という言葉から頭に浮かぶのは、「恐竜」、「種(しゅ)」、「ネアンデルタール人」、「ちび・でか・のっぽ」です(≧▽≦)
ひと言で言えば、やなせたかしさんの詞『手のひらを太陽に』の世界観だと思っています。世の中にはいろんな人がいて、どんな人でも自分と同じように血が流れ生きていて、悲しんだり喜んだりしている。社会がどんな状態にあろうとも、地球上には多様な人が存在している。どれだけの人がそういうことを意識して周囲に目を向けているかが、大事なのではないでしょうか。
多様性 (読み)タヨウセイ:いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと。
デジタル大辞泉(小学館)より
見た目関係なく、受け入れ合っているイメージ。
All societies have diversity(differences between individual members of the society), but the word “Diversity” has come to mean the social and political aim of making the power structures like government and company organizations more inclusive so that they have a similar level and type of diversity as the society as a whole. I think that any movement toward this aim can be very positive for society, but achieving it requires 1) openness toward difference 2)tolerance of difference that one does not agree with or like and 3)good judgement about what differences should be tolerated.
元々どの社会も多様である(社会を構成する個人それぞれに違いがある)けれど、今世間的に言われる「多様性(ダイバーシティ)」とは、社会全体が同様に多様であるために、政府や企業組織の権力構造をもっとインクルーシブなものにしていくための社会的・政治的な目標を示す言葉になっています。
僕はこのような目標に向かって活動していくことは、社会にとってとてもよいことだと思います。
ただ、達成するためには次の3つの要素が欠かせないのではないでしょうか。
- 違いに対してオープンであること
- 賛否にかかわらず、違いに対して寛容であること
- どんな違いが容認されるべきかを見極める目
自分みたいな障がい者も働ける社会。
多様性って幅広い! 今さまざまな取り組みがなされていて、社会に深く繋がっているテーマなんだんだなあっていう印象。
知ること。 「合わない」を受け入れることは悪いことじゃない。そこから始まる!