続いてナナイロ会議の様子をお届けします。
「若者世代(10~20代)」
世代別に3回に分けて行われたナナイロ会議。そのうちの「若者世代」の会議ダイジェスト版です。
1.ピッチ
まず、高校生やゲストスピーカーによる発信からスタート。

エクセラン高等学校の生徒たちは対話アート展の取り組みについて発表。

松本県ヶ丘高等学校の中嶌桃和子さんが発信したテーマは、「多様な時代の中に生きる私達にとって、働くとは?」

ジェンダーの多様性について発信した三澤和さん(松本県ヶ丘高校)。

ゲストスピーカーの池田さん、高橋さんへの質問タイム。
日本の職場の働きづらい要因はなんだと思いますか?
2.アイスブレイク
会議の本題に入る前に、まずは参加者の緊張をほぐしてコミュニケーションを取りやすい場づくりを。
マス自己紹介
「呼ばれたい名前」「地元の好きなもの」「好きなこと」「“当たり前”が通じなかったこと」の4項目についてそれぞれ記入し、グループ内でそれを各自発表しながら自己紹介。

推し対決!
「あなたは海派? 山派?」「みんなでわいわい作業したい派? 一人でもくもく作業したい派?」――自分が推すほうに集まり、推す理由をどちらが多く挙げられるかを競う。

ひと昔前の日本では、工場などでもくもくと作業する仕事が多く、みんなとわいわいするのが苦手な人も仕事ができていました。でも、いまそういう仕事がAIに変わっていったりして減ってきましたよね。~現代では、一人で作業する方が得意で、かつ人とコミュニケーションを取るのが苦手な方が、社会的コミュニケーション障がいというくくりで見られてしまうことがあるといった状況が起きています。「何が障がいか」というのは、社会の影響を大きく受けるもの。流動的なんです。

ファシリテーターの小林未歩さん。
3.ディスカッション
場全体が温まってきたところで、小林さんのお話も踏まえ、「学校や職場でやりづらい・働きづらいと感じること」について話し合いました。


話し合い後、グループごとに「現状として一番伝えたいこと」を発表して全体で共有。
4. 自分と向き合う
最後は、自分のことを知り、思っていることを言語化するワークシートに取り組みました。


多様性の中で、自分の特性や困っていることを伝え合える関係性、安心できる関係性をつくっていくツールとしてこういう方法があるんだということをみなさんに体感してもらいたいと思って、最後にこのワークシートをやっていただきました。
参加者の声
若者世代の参加者より
これまであまり自分の困っていることや悩みについて考えることがなかったけど、今日みなさんとの会話を通して、自分には本当は困っていることがある、悩みがあると感じられた。いつも「まあいいや」ですませていただけど、もっと自分に寄り添ってみようと思えた。
働く世代の参加者より
グループの中でいろいろな立場の方の話が聞けてよかったです。障がいやマイノリティーだけでなく、一人一人仕事も出身地も身を置く現状も違う人と話す。それも多様性の理解だと思いました。
シニア世代の参加者より
当初考えていたより広がりがあって、盛り上がった内容になりました。貴重なご縁を頂戴いたしました。