2023 年度の対話アートは、昨年度も行った短期間の街中展示に加え、クラウドファンディングによる支援協力もい ただき、5 か月に渡る企画展示を行いました(会場:マツモト アートセンター)。あらゆる違いをもつ人が対話を通してつなが り、そこから生まれる表現を交差・変化させ続けた企画展「ジャンクション」。その 4 つのプログラムとキュレーターの紹介です。
『ジャンクション』展 (2024.2.3-2.28)
『対話アート NAGANO WEEK 2023』を総括する内容 で、これまでの企画展の会場となったマツモトアートセン ターのほか、栞日(松本市)のギャラリーでも展示が行わ れました。開催中、カミジョウミカさんと 弓指寛治さんによるコラボレーション作品が完成。その瞬間を見守り、 お二人が対話アートから受け取ったことを 語り合う場も設けられました。
「あらゆる違いをも つ人たちがつながるアートスペースを開きたい」
対話アートを主催するナナイロさんの、「あらゆる違いをも つ人たちがつながるアートスペースを開きたい」というアイ ディアを受け、マツモトアートセンターの一部を改修して アートスペースを造るところから、この企画展がスタートし たと言えます。
今後もこのスペースは、地域の方々が日常的 に表現にふれることができる “ 市民アートのセンタープレイ ス ” として活用していきます。
そんな展望を最後の企画展の タイトル「ジャンクションー交差する市民の表現―」に込めました。
対話アート NAGANOWEEK2023 キュレーター
北澤一伯(マツモトアートセンター代表/彫刻家)
インタビュー:中野