Category: 地域

  • FABB WOMEN#05:笹本由紀子さん「女性としていつまでも自分らしくいられるようにサポート」

    FABB WOMEN#05:笹本由紀子さん「女性としていつまでも自分らしくいられるようにサポート」

    女性が女性らしい身体で健康に生きられるよう、骨盤の中心にある「仙骨」の調整を行うサロン「葡のか」を開いている笹本さんは骨盤トレーナー。 現代を生きる女性たちへの思いを熱く語ってくださいました。 笹本由紀子さん ――葡のかでは、どんなメニューを提供していますか? 身体の真ん中に位置する骨盤をケアしています。 骨盤とは「仙骨」を中心に両側にある寛骨で構成されています。 中心の仙骨を調整する施術をメインに、本来の骨格の位置を体感してもらっています。 骨盤は身体全体の状態を表現しているので、カウンセリングに時間をかけます。 どうすれば身体が良い状態でいられるか、姿勢のレクチャーやエクササイズの方法をお伝えしています。 また骨盤には心の状態も表れます。自分が自分を大切にするために、身体と心の声を聴いてほしい。 自分をよく知り、自分の気持ちに寄り添って生きる、自分らしく生きるためのサポートをしています。 葡のかの室内 全ての世代の女性たちに向けて ――どうして骨盤ケアをはじめたのですか? もともと、がっちり体型だった自分の見た目にコンプレックスがあって、美や健康には関心がありました。 ダイエットもしましたよ…食べなければ痩せると簡単に考えていて、身体のしくみを全然わかっていませんでした。 さらに、長女を妊娠中にすごく太ってしまって…むくみがあって、歩くのもつらくて苦しかった。 産後も思うように体重が減らずに悩みました。 折りしもちょうど骨盤ブームで、エクササイズをやってみたのが骨盤ケアとの最初の出会いです。 勉強していくうちに、妊娠前からの身体づくりの大切さを知って、それをできるだけ多くの女性にお伝えしたいと思いました。 産後の子育ては待ったなしですから。   ――女性のなかでも、子どもを産まない選択をする方がたくさんいらっしゃいます。 出産をするしないに限らず、自分らしく、美しく、健やかに生きていきたいのは誰しも同じです。 何歳まで健康に生きたいか…と考えたときに、この先どう身体が変化していくのかを知り、どうしたら元気に輝いて生きられるかを考えてほしいのです。 女性は、自分のことを何かと後回しにしがちですが、もっと自分をいたわってほしい。 疲れに対して、自分なりのリラックスの工夫をしてほしい。 自分のコンディションを把握することの大切さをすべての世代の女性たちに伝えていきたいですね。   ――身体に無理をさせている女性が多い? 変わってきた社会の中で女性の身体も変化しています。 昔はおひさまのリズムで生活していたのに、24時間体制で働いたり、生活が洋式化したりと、身体が変化せざるを得ない状況です。 今の社会を否定するわけではありませんが、その変化で失われたものを補うことが必要です。 それが身体の負担を受け止められるコンディションを整えることにつながります。 ふと鏡に映った自分の姿がおばあちゃんみたいだとショックですが、自分の姿がイケていたら気持ちが上がります。 それは姿勢の違いによるものですが、よい姿勢をとれる身体が健康の基本です。 身体が整いコンディションがいいと、心にも余裕ができますよね。 骨盤エクササイズの出張講座 骨盤ケアは生涯の仕事 ――今のお仕事の仕方は、笹本さんにとってどうですか? インストラクターになって9年、サロンをはじめて3年になります。 骨盤ケアは生涯の仕事、骨盤とともに生きていくと決めましたから(笑) 11歳、6歳、3歳の3人の女の子を育てていますが、仕事の両立もしやすく自分に合っています。 […]

  • FABB WOMEN#04:齋藤麻実さん「 悩めるママたちを応援したい!」

    FABB WOMEN#04:齋藤麻実さん「 悩めるママたちを応援したい!」

    出産後、職場復帰した体験から、「子育て中の女性を応援したい」と2015年にキャリアカウンセラー資格を取得した千曲市の齋藤麻実さん。7歳、5歳、3歳の子育て中のママでもあります。 仕事と家庭のバランスを考えて働き方を変えていった経験について聞きました。 ――キャリアカウンセラーとして、どういうお仕事をしていますか? 長野市にある専門学校「21ルネサンス学院」で行われる職業訓練の受講者に、これからの働き方の方向性を考えていただくお手伝いをするキャリアカウンセリングをしています。 ペース的には、1日4時間、週3~4日くらい。 私にとってはちょうどいいくらいです。 ちょこちょこ他の在宅ワークもしています。   時短勤務で感じた限界 ――今のお仕事を始める前は、一般企業の正社員で事務職をしていたそうですね? 育休をとった社員はそれまでいなくて私が初めてでしたが、仕事を辞めることは考えてなかったですね。 育休をとって職場復帰することで、後に続く女性社員が仕事を続けやすい空気をつくろうと思いました。 上2人の出産後は時短勤務をさせてもらいました。 特に、3人目の妊娠中はつわりが辛かったのですが、時短のおかげで乗り切りました。 ただ、時短だと会社が忙しいときも残業できないし、人の役に立てている感じがしなくて嫌でした。 「すみません」といつも謝りどおしで、出産前のように働けない自分を受け入れられませんでした。   時短で働く自分を受け入れられなかったという齋藤さん。 現在3歳になる3番目のお子さんが生後10ヶ月のときにフルタイムで職場復帰をしました。 ――時短とフルタイムとでは、毎日の生活がかなり変わりましたか? 単純に、生活が回りませんでしたね(笑) 仕事量と比例して仕事への責任も重くなって、頭の中が仕事でいっぱいになって止められなくなりました。 それが家庭にまで食い込んできてしまって…子どもたちに余裕を持って接することができなくなりました。 そうなってくると負のスパイラルです。 限界を感じて、復帰から1年半弱で退職して今に至ります。   働くママたちのモヤモヤを解消したい ――旦那さんは、どのようにサポートしてくれましたか? 保育園の送迎や寝かしつけなど頼めば何でもやってくれたのですが、私もいっぱいいっぱいで頼むしかない状況で無理をさせてしまったなと思います。   ――企業での事務職からキャリアカウンセラーにジョブチェンジしたのはどうしてですか? 3人目の育休中にキャリアカウンセラーの勉強をはじめました。 会社で初の育休取得者でもあり、県外出身なので身近に気軽に相談できる人もいなかったので、ずっと孤独感がありました。 仕事と家庭の両立で頭がいっぱいで抱えているモヤモヤを出せずに働き続けている私と同じようなママたちがたくさんいると思います。 私は、たまったモヤモヤをSNSで吐き出して、「大丈夫だよ」とリアクションしてもらうことで解消していましたが、そんな仲間づくりの場づくりをリアルな世界でやりたいと思ってはじめました。 働くママたちが悩むに向き合い自分を振り返る時間を持つことは大切なことだと思います。 将来なりたい自分の姿を具体的にイメージするのに役立つツール「ドリームマップ」をつくる講座を自宅で開催する齋藤さん(一番左) 自由な働き方で広がった世界 ――今は仕事と家庭のバランスはどうですか? 今年、長男が小学校に入学しましたが、集団登校や宿題などでつまづいてしまいました。 でも、必要なタイミングでスクールカウンセラーに相談したり、子どもの不安な気持ちに寄り添うことができたので、今は家でも学校でも落ち着いて過ごせています。 保育園児の弟や妹よりも先に下校してくるので、自分だけのママを堪能してうれしそうです(笑) 以前は正社員でないとダメだと思いこんでいましたが、時間に余裕ができていろいろな働き方をしている方と出会い、働くことへの考え方に広がりができました。 正社員時代と比べて、収入面の不安はありますが…仕事と家事と自分の時間のバランスがとれて、日々の満足度は上がりましたね。 ]]>

  • 在宅ママワーカーの職場『自宅』を整える整理力

    在宅ママワーカーの職場『自宅』を整える整理力

    そもそも整理とは?整理の新常識 モノで溢れかえる部屋を見た時、キレイにしまう「収納力」が大事だと思う方は多いのではないでしょうか。モノで溢れかえるということは、自分たちの生活に合ったモノの量になっていないということです。 収納を考える前に、生活の中から不必要なモノを取り除くことが仕組み作りの第一歩です。 整理とは、今の自分にとって必要か・不必要かで分けること。 この「分ける」スキルこそが、整理力なのです。 ちなみに収納とは、整理で分けた必要なモノを取り出しやすく、配置することです。 こんな効果が!整理の3つのメリット 時間的効果 探し物に時間を使わなくなる。家事や仕事の時間短縮。時間が効率的に使えるので、自分の好きなことに時間を使うことができます。 経済的効果 二度買いやムダ買いが減って節約できる。今の生活に必要なモノだけを見極められるようになります。 精神的効果 空間がスッキリして部屋を広く使える。急な来客に対応できる。心にゆとりを持つことができ、家族間のコミュニケーションが円滑になります。 実際に整理をやってみよう 取り掛かりやすい引き出しを例に、実際の整理の流れをご紹介します。 ①まず、床に新聞紙を敷きます。 ②その新聞紙の上に、引き出しの中身をすべて出します。 ③アイテムごとに分けます。 ④よく使っているモノは右側に、ほとんど使わないモノは左側に分けていきます。 目安として1年に1回使ったかどうか、今後それを自分や家族が使うイメージを持てるかどうかが重要です。 「いる・いらない」基準ではなく、今使っているかどうかです。 ⑤右側の山に残ったよく使うモノだけを、引き出しの中に戻します。 ⑥左側のほとんど使わないモノは、処分の対象です。手放せるものは、「ゴミに出す」「リサイクルショップに持ち込む」など行先別に袋に入れて、目につく場所に置いておきます。押し入れにしまい込むとそのまま放置するケースがほとんどです。 こんな時はどうしたらいい? どうしても処分に躊躇してしまうモノは… 一時保管ボックスを作って、その中に入れましょう。箱の外側に保存日を書いたラベルを貼ります。1ヶ月後にもう一度中身を確認すると、以前より判断がつきやすくなります。 どこから手をつけていいかわからない… 日常的によく使う場所で、使う度に「イラッ」とする場所から始めてみることをオススメします。この小さな「イラッ」を解消していくことで、達成感を実感できるので、意欲が持続しやすくなります。 「いつか使うかも」「あれば便利かも」と考えて、モノが減らない… いつかは来ないし、なければないで困らない!1年以上使っていないモノは、今の生活には必要のないモノとして分類しましょう。 整理とは、今の自分にとって必要かそうでないかの選択の連続です。 整理力とは言い換えると“決断力”でもあります。 今の自分、家族にとって大切なモノやコトを見極める、心の中を整理するキッカケにもなります。 まずは、理想の部屋を妄想することから始めてみませんか? 整理・整頓の関連本 [amazonjs asin=”4046539488″ locale=”JP” title=”あなたの1日を3時間増やす「超整理術」 (角川フォレスタ)”][amazonjs asin=”4861139392″ locale=”JP” title=”図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術”][amazonjs asin=”453219587X” locale=”JP” title=”佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)”]]]>

  • 芸術の秋、親子で一緒に「心が動く体験」を!松本子ども劇場を取材しました

    芸術の秋、親子で一緒に「心が動く体験」を!松本子ども劇場を取材しました

    おやこ劇場・子ども劇場とは? 子どもの感性を豊かに育むことを目的として活動している会員制の団体です。 全国各地で約400の団体があり、親子で生の舞台鑑賞をすることを中心に、さまざまな遊びや自然の中でのキャンプなどの自主活動を行っています。 松本子ども劇場さんのお話 主な活動は? 「観る」、「遊ぶ」、「集う」の三本柱で活動しています。 舞台劇、人形劇、パフォーマンスなどの舞台を親子で鑑賞することを中心に、鑑賞する作品に関した遊び、季節を感じる遊び、昔ながらの手作りの遊びを通して、子どもたちの感性を育んでいます。 また、さまざまな年齢や立場の会員同士のつながりも大切にし、「松本子ども劇場」が誕生して45年を迎えました。 なぜ感性を育むことが必要なのでしょう?   感性が豊かになると、さまざまな考え方やとらえ方ができるようになり、相手のことも自分のことも大切にすることができます。自分を大切にすることは、「自己肯定感」へとつながります。 自己肯定感が高い子どもは、何かにつまずいた時にも心が折れずにまた立ち上がれます。 生の舞台芸術を観るということ テレビやゲーム、インターネットが広く普及している現代ですが、子どもの脳や心にとっては一方通行の非常に強い刺激です。 感性を育むためには、楽しい、嬉しい、悲しい、怖い、驚きなど、「心が動く」ことが重要。 生の舞台は、人や人形の動き、セットなどを観て、セリフや音楽を聴きます。 それに加えて、ストーリーやキャラクターの感情、演じている人の息づかいや思い、会場の空気感など・・・ 五感をフルに使って受け取ることで、想像力が刺激され、大いに「心が動く」のです。 舞台を観ながら感じたことは、「体験」として小さな体にたっぷりと蓄えられます。 また、親子で「体験」を共有することで、会話が広がり、子どもへの新たな気づきがうまれることもあります。 お話を伺って 本記事には書ききれないほど、たくさんのお話を伺うことができました。 「最近は、『知識は豊富だけど体験が少ない子どもが多い』と感じます。」 「さまざまな体験を通して、人としての根っこを太く育ててほしいと願っています。」 という言葉が印象に残りました。 子どもが成長していく中で、豊かな感性はきっと大きな支えになるのだと感じました。 学校の勉強や習い事のように結果が目に見えたり、すぐに効果が出たりはしないけれど、 ゆっくりと優しく効いていく肥料を根っこに与え続けていくこと が大切。 大人にとっても感性を育むことは、毎日の生活や仕事、子育てを豊かにしてくれるのではないでしょうか。 芸術の秋、生の舞台を鑑賞して「心が動く体験」をしてみませんか。 まつもと子ども劇場について ●松本子ども劇場ホームページ http://matsumoto-kogeki.com ●北信越子ども劇場おやこ劇場連絡会Facebook https://www.facebook.com/hokushinnetukodomogekijou/]]>

  • 【レポート】クラフトフェアまつもと2017~働きママンの楽しみ方

    【レポート】クラフトフェアまつもと2017~働きママンの楽しみ方

    「まつもとぉ~。まつもとぉ~。」 まったりした独特の駅のアナウンスに迎えられて松本のプラットフォームに降りる。肌に突き刺さる強い日差しとサラリとした空気、そして草いきれのこもる深い緑の匂い。 やったぁ!一年間でいちばん最高の季節が松本にやってきた! こんにちは。おそらく全ての季節でそうつぶやいている東京在住のライター、働きママンです。昨年まで約3年間松本で生活をしていた経験を経て、今ではすっかり松本に心を奪われ、なにかと理由をつけて家族、いや母子だけでも松本に遊びに帰ってきております。今年で5歳になるムスメも松本での生活をよく覚えていて、こうして遊びに帰ってくることを毎回一緒に楽しんでくれているよう。 そんな松本が最もにぎわうイベント、クラフトフェアまつもとに今年も行ってきたよー!   泣く子も黙る!クラフトフェアまつもとについて 前日金曜日のどしゃぶりの雨がウソのよう!まさにクラフトフェアブルー(この水色はホントにそういう名称なんだって)の晴天で迎えた当日。気温は27度。あちー!不思議なもので、5月の最終週の週末って私の知る限りここ数年毎年こんな晴天なんだよな。 今回で第33回目を迎えるこのクラフトフェアまつもと。 かつては1985年に地元の工芸作家たちが集まってはじめたちいさな催しだったものが、今では実に4倍を超える熾烈な選考を潜り抜けた選りすぐりのアーティストが全国から集まり、幅広いジャンルの300を超えるブースがあがたの森公園に集結する、まさに全国でも最大規模の屋外型大型クラフトイベントへと成長しました。信州松本の民芸・工芸はもとより、全国各地の素晴らしいクラフト作品に直接触れ、青空の下で作家さんと直接コミュニケーションをとれるのがなによりの魅力です。   まずはとりあえず深呼吸 駅からあがたの森公園はひたすらまっすぐ徒歩約20分。 松本市内って実は徒歩でぐるりと歩けるコンパクトな街だけど、イベントに合わせて設けられた「バスDAY」を活用すれば各方面へちょこっと足を伸ばすことも可能です。我が家の4歳のムスメは、あれやこれやと道中のいろんな発見が楽しいようで、文句も言わず楽しそうに歩いてくれました。   会場に着いたらとりあえず深呼吸してみよう。もうね、この空気感最高。 あっちを見れば、この時期でもまだほんのり涼しげに冠雪の残る北アルプス。こっちを見れば緑あふれる美ヶ原の山々が目前まで迫ってくる。緑の色って、こーんなに種類あったっけ!?って圧倒されっぱなし。   いろんな素材と作品、展示と笑顔、そして会話を楽しむのが流儀 それでなくてもあがたの森公園が持つ独特の世界観、空気感は筆舌しがたいものがあるけど、クラフトフェアの時のそれはまた格別。 高部雄策 / ガラス 芝生をキャンバスに、渾身の作品を開放的にプレゼンする作家さんたちの想いも喜びもビシバシ伝わります。   荒良木つつじ / kokageya / その他の素材 美味しそう。植物と果物の色の組み合わせ青空の下で見るとなおさら美味しそう。   斉藤糸保 / jORA / 皮革 つるつるに磨き上げられた革製品。職人技が光ります。   […]

  • 【在宅ワーカー養成プログラムレポート】とても心強い!在宅ワークを共に目指す仲間の存在

    【在宅ワーカー養成プログラムレポート】とても心強い!在宅ワークを共に目指す仲間の存在

    「在宅ワーカー養成プログラム」の受講生に聞いてみました 在宅ワークを始めようと思ったきっかけは? 子供との時間を優先したいと専業主婦を選んだけれど、学校に行っている時間に何かしたい、また、近くに祖父母がいないので、子供の学校の休みや急病に対応でき、続けてきたボランティアもできる柔軟な働き方をしたいという方。 夫の転勤と子育てから外に出て働くとまではいかなかった、どこに住んでも働ける在宅ワークがずっと気になっていた、と家族の転勤や子育て事情から家にいる時間で働きたいと考えた人が多くいらっしゃいました。 また、松本に転居し車の免許がなかったので、自宅で働くことを考えた、と通勤問題から在宅ワークを選んだ方もいます。   なぜ養成プログラムを受けようと思ったのですか? 在宅ワークを始めるために何をしたらいいか分からなかった、在宅ワークのサイトを見たけれど、仕事をどう選べばいいかどうスキルアップしたらいいのか分からなかった、と在宅ワークに対する疑問や不安を持っていた方が多かったです。 そして、子育ての隙間時間にできることを探していた時にこのプログラムを知った、自分のしたいことはまさにこれだ!!と働き方を模索する中で、タイミングが合い受講を決めた方がほとんどのようです。   実際、受講してみてどうですか? 一番多く出されたのが「同じ目標を持つ仲間と勉強ができて心強い」という意見でした。やはり志を同じくする仲間は、お互いの悩みを共有でき、ワークや課題で行き詰ったときの大きな支えとなるのですね。 そして、講師の先生から的確なアドバイスがもらえること、一から学べて初心者でも安心、少人数制で質問しやすく雰囲気が良いという意見も。新しいことをどこで学ぶかは勉強のモチベーション維持に大きく影響しますが、とても学びやすい環境なのだと感じました。 ほかには、孤独感がなく勉強が始められてありがたい、と在宅ワーク特有の孤独を感じずにスタートできたことや、講師の先生が同じママさんなので、家事や育児への理解があり焦らず受講や課題ができるという意見も出されました。     受講前と後では何か違いがありますか? まだ仕事はしていませんが、視野も広がり生活に”ハリ”が出た気がする、課題をする時間を考えて家事をするようになり、色々なアンテナを張るようになった、と現在の生活にメリハリを感じている方が多いようです。 また、文章を書くことの苦手意識がなくなり、在宅ワークのための学ぶ糸口を見つけられた、と不安だらけだった在宅ワークへの道筋を建てられた方もいます。 その一方で、勉強すればするほど在宅ワークをするならもっと勉強が必要、と勉強したからこその悩みも出ているようです。また、普段の会話や手紙なども簡潔に分かりやすさを心掛けるようになった、と学んだことを日常生活にも取り入れていることが伺えます。   受講後はどうしていきたいですか? 皆さん「今後は在宅ワークをしていきたい」と思われたようです。 そして、在宅ワークをしながらスキルアップのための勉強をしていきたいと意欲をのぞかせている方が多かったです。やはり在宅ワークは基本的に自分だけで仕事をしていくので、スキルアップは欠かせないと皆さん感じていらっしゃるようです。 そして、在宅ワークで楽しく仕事ができる道を模索していきたいと「自分らしい在宅ワークとは何か」を見つけていきたいという意見も聞かれました。 また、いずれ外に出て働きたい!その時、養成プログラムや在宅ワークで学んだことが活かせればいいなと思う、と在宅ワークのその先を見据えている方もいらっしゃいました。   インタビューをしてみて 養成プログラムの受講をきっかけにこれからの働き方を見い出していこうと進み始めた人たちがいます。 在宅ワークを始める理由や受講で得られたものは様々ですが、インタビューした皆さんの表情から、在宅ワークを始めるにあたっての不安を持ちながらも、とてもいきいきと前を向いている印象を受けました。 今回の在宅ワーカー養成プログラムは16人の定員に対して120人を超える応募があり、働き方を模索する動きが出てきた中で、在宅ワークへの関心の高まりを感じました。]]>

  • FABB WOMEN#03: 本庄みどりさん「好きなことで輝くママになる」

    FABB WOMEN#03: 本庄みどりさん「好きなことで輝くママになる」

    家庭を優先しながら空いてる時間を活用したい。その気持ちは在宅ワークに関心がある方、皆さんに共通するものではないでしょうか。 現在、在宅でグラフィックデザインの仕事をこなす本庄みどりさんは、8才と4才の男の子2人を育てているお母さんです。 下のお子さんが1歳を過ぎてから始めたこの仕事も3年ほどが経ちます。 今回は本庄流の在宅でのワーク&ライフの楽しみ方を聞いてみました。   楽しさはやりがいになる 仕事が楽しいと、不思議と日常生活もいきいきと過ごせるものです。 Webを使ってチラシやロゴ等のデザインをしている本庄さんは、とても楽しんでお仕事をされています。 アイディアが浮かぶまでは毎回苦しくて大変だそうですが、それでも続ける理由は、作品が出来上がりお客様に喜んでもらえることが嬉しいから。 そして、デザインの仕事が好きだから楽しい、と思えるからだそうです。 変化の早い流行に乗り続けるためにもスキルアップは欠かせません。 外出先ではひらめきの参考になるものを探すなど、日ごろのちょっとしたことにも反応をし、勉強し続けていることもやりがいのある仕事に結びつく理由でしょう。   秘訣は時間の管理 本庄さんが作業に打ち込むのは朝9時から午後2時まで。下のお子さんが幼稚園から帰ってくるまでの空いている時間で、 作業だけでなく、日によってはお客様との打ち合わせも行います。 夕方は上のお子さんの宿題をみたり、習い事への送り迎えや夕飯を作るなど、母として主婦としての家事を一通りこなします。 あれもこれもと辛くならないコツは、適度に気を抜くことです。 家事をスムーズに進めるために、一つひとつの作業にかかる時間を把握し、効率良く動けるようメモ書きを活用しています。 そして仕事に関しては、納期に間に合わせるために時には子ども達が寝た後や早朝に仕事をすることもあるそうですが、基本的には早めに仕事が終わるようにあらかじめスケジュールを組んでしまうそうです。 自分の役割をおろそかにしない程度に気を抜きながら時間の管理をすることで、家庭と仕事のバランス良い充実した毎日を過ごしている様子が伺えます。   (画像参照:松本経済新聞)   5年後10年後の自分を想像する 在宅ワークを上手に生活の一部にしている本庄さんですが、在宅ワークを始めてから2年ほどは仕事の量が増えないことや収入につながらないことに悶々とする日々を送っていたそうです。 扉が開いたきっかけは、企業の方とお母さんたちが気軽に話せる場のイベントに参加したことでした。 そこでの人との出会いと様々な場所での交流の広がりが、今の順調な在宅ワークに繋がり始めました。   「5年後、10年後にどんな仕事をしていたいかをイメージすると、今、自分が何をしたら良いかが見えてくる」と本庄さんは言います。   本庄さんは積極的に講座やセミナーに参加をし、交流会では出会った方と自作の名刺交換をします。名刺には顔写真といっしょに、自分ができる仕事内容のアピールメッセージを載せています。 今は家にいながら楽しく仕事をされていますが、お子さんの成長に合わせ色々な条件が合うときがきたら在宅ワークだけにとらわれない働き方も視野にいれているそうです。 仕事の幅を広げるために勇気をもって第一歩を踏み出したこととアピール方法を工夫したことにより、今では知り合った方から直接仕事を頂くことや、紹介で仕事が舞い込んでくることが増えたということです。   インタビューを終えて 子どもとの距離も仕事との距離も、自分にとってのベストバランスを知っているのが本庄さんのすごいところです。それによって活き活きした毎日を過ごせている様子が伝わってきました。好きなことに夢中になることは人を輝かせるのですね。 工夫によっては自由に時間を使え、自分にも家族にも負担をかけずに取り組むことが出来る一つの働き方が在宅ワークのスタイルです。家庭のためか、自分のスキルアップのためなのか。なんのために在宅ワークを選んでいるのか、しっかりとした目的をもつことが、より楽しく在宅ワークを続けていける秘訣なのだと思いました。 ]]>

  • FABB WOMEN#02: 小口順子さん「好きなことだからこそ続けられる」

    FABB WOMEN#02: 小口順子さん「好きなことだからこそ続けられる」

    将来子どもができた時になるべく一緒にいたいという思いからでした。   コーダーママへの道 仕事を続けながら勉強するのが難しかったので、仕事を辞めハローワークに登録しました。その時募集していたデザイン科コースに応募し、3か月間職業訓練を受けました。 その後も通信講座で6か月勉強し、更に独学でクリエイター試験上級のイラストレーター、フォトショップ、ウェブクリエイターの資格を取るなど準備を進めたということです。在宅ワークは急にお金が稼げるものではありませんが、地道に一つ一つじっくりこなしていくうちに少しずつ仕事が増えていき、それがやりがいに繋がります。 コーディングは細かい仕事です。デザイナーさんが指示した通りに正確に出来上がった時は達成感がありとても嬉しいものです。ママ在宅ワーカーさんのメリットの一つは、子どもが仕事をする親の姿を見ることができる点です。自分が頑張る姿を子どもに見せられるというのは親にとっても子どもにとっても大切なことだと小口さんは言います。 そのおかげか、息子さんが忙しそうにしているお母さんの姿を感じ取り、お手伝いをしてくれるようになったそうです。   また子どもが小さい時は二人きりの世界で、外界から取り残されたように思えてくるものですが、仕事をするようになって不安が解消され、仕事に集中することが日々のストレス解消になるほどです。     コーダーママの一日 小口さんは9時から4時までと夜12時から集中して仕事をします。こまめに休憩をとり、昼はきちんと一時間食事をしながらドラマなどを見てリフレッシュします。 オンとオフの切り替えは在宅ワーカーにとってとても大切なことです。熱中しすぎてあっという間に4時になり、慌ててお子さんの迎えに走る日もあれば、夜中に起きて朝まで仕事をする日もあり、睡眠時間が4時間になってしまうこともありますが、それでも好きなことだからこそ続けられるのです。 納期が迫った休日など、ご主人にお子さんを見てもらい締め切りに間に合わせることもあります。おかげで納期に遅れたことはないと小口さんは胸を張ります。   「今」から「これから」へ コーディングは基本的にチーム仕事です。チームでやっていると、それぞれが勉強してわかったことを伝え合うことで、いくつもの新しいことを共有でき、同じ苦労を共感できるようになります。今はチャンスをくれた人たちに恩返しをするため、講師の仕事なども幅広く受けています。 将来はもっと仲間を増やしてみんなで楽しく生き生きとやっていける環境を作りたいということです。   インタビューを終えて 「女性は結婚すると仕事だけに時間をかけられないものですが、できないことを数えるのではなくできることを見つけて自分のやり方を探してほしいですね。」という小口さんの言葉に、とても勇気づけられました。 そして、インターネットが発達したことにより在宅ワークという新しい選択肢が生まれ、子育てが女性の社会進出の妨げにならない時代になってきたことを感じました。これからは子育ても仕事もどちらも楽しむステキな女性がどんどん増えるのではないかとワクワクして取材を終えました。]]>

  • 【イベントレポート】スターターズサロンでプチ起業を支援!起業する仲間を作って

    【イベントレポート】スターターズサロンでプチ起業を支援!起業する仲間を作って

    いよいよ始まりました!女性応援プログラム「Starters Salon」。 やりたいことが漠然としていて具体的になってない方、すでに働いているけれどさらなるステップアップのために参加した方、自分の時間に合わせた働き方を見つけたい方など4名が参加してくださいました。   自分らしく働くことで誰が幸せになるのか 1回目のテーマは「なぜ働くのかを考えよう」です。 女性は夫の転勤や親の介護、子供の進学など家族のライフステージだけでなく、子どもの預け先の有無など身の回りの環境によっても柔軟な働き方が求められます。だからこそ、本当にやりたいことをやらず、大事な時間を無駄に過ごしてしまわないように何のために働いているのか立ち止まって振り返ることが必要になります。   働く理由は人それぞれです。 自分のお金でママ友とランチしたい。 お客さんとの出会いが楽しいから。 生活のため 生きがいを見つけたい 「お金を稼ぐため」という理由の先には、「家族と一緒に旅行に行きたい」「子どものために資格を取っておきたい」など、家族のためという目的にたどり着きました。 自分らしく働くことで、自分だけでなく家族も笑顔になる働き方が見つかるといいですよね!   自営業のメリット・デメリット ぷち起業も自営です。自営業のメリットとして挙げられたのは、 時間が自由 仕事量が自由 働く場所が自由 販売価格が自由 など自由という言葉が並びました。 反対にデメリットは 代わりの人がいない 評価してくれる人がいない 年金や収入の保証がない など、すべて自分一人、という言葉につながる意見が出てきました。 ぷち起業だとしても、スケジュールや体調など自己管理能力が必要になりますね。   まとめ Startars Salonは、参加メンバーが力を合わせイベントを作り上げることも目的の1つです。 目標を達成するためには、行動することが大切です。小さな一歩でも行動すれば夢に近づく!ということで、参加者一人一人、その日に行動することをシェアしました。どんな結果になったのか、次回の報告が楽しみです。   当日の様子を長野市民新聞さんに取材していただき、11月26日に掲載していただきました☆     次回は、12月15日(木)10:00-12:00。 テーマは「あなたはどんな起業家タイプ?診断ツールを使って自分の強みをみつけよう」です。 「1回目は参加できなかったけど次回からは参加したいな」と思った方は下記までお知らせください。お一人だけですが二回目からの参加も受け付けさせていただきます。 Mail. hello@fabb.me Tel.   026-285-0910

  • FABB WOMEN#01: 宮下ひかりさん「子どもや夫を『できない理由』にしない」

    FABB WOMEN#01: 宮下ひかりさん「子どもや夫を『できない理由』にしない」

    fabulous【素晴らしい!】を強調)として独自にピックアップし、定期的にご紹介します。   長野市内在住。夫、長男(小1)、次男(1歳)の四人家族の宮下ひかりさん。 NPO法人マドレボニータ事務局として在宅で仕事をされています。他の社員は東京近郊にいるため、業務連絡などはメールで行い、打ち合せはスカイプを使っているそうです。   退職後、ブランクが1年しかないのに自信喪失 早稲田大学卒業後、長野県の民放放送局に就職しました。アナウンス部を希望していましたが総合職として入社しました。希望する部署ではなかったのですが、いくつかの部署を経験した後、ラジオ制作に携わったり、報道記者として現場に出ることもあり、充実した毎日を過ごしていました。 社内結婚後に夫の東京転勤が決まり、私は仕事を続けたかったので遠距離結婚生活を過ごしていました。妊娠を期に「出産後は専業主婦を楽しもう!」と心に決め、退職を選びました。退職と共に夫の赴任先に引っ越したのですが、知り合いがいなかったのでマドレボニータの産後教室やNECワーキングマザーサロンに参加してママ友を作りました。 ママ友と出かけたり、話をしている時間は楽しく過ごしました。 でも、ふと気が付いたんです。 「彼女たちは育休中。戻れる場所がある。でも私にはそれがない!」と。 放送局時代はそれなりに経験をさせてもらってはいましたが、手に職はないからつぶしが効かないんです。退職して1年しかたってないのに自分のキャリアの無さに愕然としました。 そのときに「働きたい!」という思いが生まれました。   女性が働きやすい環境 マドレボニータでは産後女性のためのヘルスケアプログラムを開発・普及活動を行っています。産後のカラダとココロのリアルを社会に伝えよう!というキャッチフレーズのもと、受講者を対象にアンケートを行い、産後における専門的なケアの必要性を広く社会に伝えるため、「産後白書」を制作しています。     子どもを保育園に預けて本格的に就職先を探しはじめた矢先の2011年3月に震災がありました。子どもを預けて電車に乗って仕事に行く・・・その時にもし震災が起きたら…そう考えると「子どものそばで働きたい」という思いが沸き上がりました。 このとき、2011年4月発行の産後白書2の制作に関わっていたことからマドレボニータ事務局スタッフとして働くようになりました。   「○○ちゃんママ」と呼ばれない自分のコミュニティがほしい マドレボニータは子どものいる女性が働きやすい考え方が沢山あります。 一番は在宅で仕事ができること。転勤族の妻としては、夫がどこに転勤しても仕事を続けられることは重要です。子どものいる女性スタッフが多いので、一人で仕事を抱えない考え方が根底にあるのは助かりました。ワークシェアをしていると子どもの急な発熱や行事があっても休みやすいです。 転勤族の妻は自分のケアができません。夫は職場、子どもは園や小学校など新しいコミュニティができます。妻は家族のサポートを優先してしまうので、自分のコミュニティを作ることは後回し。でも自分に仕事があれば新しいコミュニティができます。「○○ちゃんママ」からの卒業ができるんです。   母親は子育てに専念するべき!からの脱却 夫は同じ大学、同じ職場、同じように働いてきたので、稼げないと一人前じゃないと思っていました。稼げていないことにコンプレックスを感じて、「働きたい!」と。でも義母は「母親は子どものために生きるべし」という考えだったので、子どもを預けて働くなんて言語道断。とても言えるような状況ではありませんでした。 だから夫も、子どもが生まれたら子育ては母親がするものと考えていました。 マドレボニータと出会っていなかったらどうなっていたことか。マドレボニータの産後白書3の制作に関わりパートナーシップについて学ぶことができました。パートナーシップのあり方はカップルの数だけあります。夫婦の問題を語ることはタブーとされがちですが、語ることで「悩んでいるのは一人じゃない」ということが分かり、抱え込まないようになりました。   家族だからこそコミュニケーションが大事 子どもが年中になった頃には夫が変わったんです。家事を分担してくれるようになったり、時間が合えば保育園まで迎えに行ってくれたり、ちょっとしたことでも子育てに関わってもらえると嬉しいですね。 その頃から私の考えも変わってきました。 子ども・・・夫もそうですが、何を考えているのか、本当にわからないんです。相手を知るためにはコミュニケーションが大事だと気付きました。そのためには家族と一緒に過ごす時間を作りたい。 稼ぐことを諦めたわけではありませんが、今は、子どもとかかわる時間を大切にしています。よく「男の子は話をしない」と言われますが、長男は小学校のことをよく話してくれるんです。   子どもや夫を「できない理由」にしない 仕事を辞める時に「やめたくない」気持ちがあったので「逃げ出した」と思うときもありました。 いま考えれば、すぐに結論を出さず、自分の働きたいペースを柔軟に考える時間を作っても良かったなと思います。 妊娠中は体調もよく普段通りに働きたいと思っても仕事をセーブされることがありました。上司の配慮だとは思いますが、戦力外通告をされたようで疎外感を感じました。「私はこうしたい」「これならできます」と伝えることができなかったので居づらさを感じたのだと思います。   自分が「どうしたいか」考える いま、退職や転職を考えている方には、自分がどうしたいのかよく考えて、納得した選択をしてほしいです。やりたいことがあるのに、子どもがいるから…夫が転勤族だから…と言うのは、できない理由を探していることになります。できないことが増えると辛くなりますよね。お母さんがつらいと家族もつらくなります。 これからも家族が笑顔で過ごすために「自分はどうしたいのか」を考えて働いていこうと思います。   ある日のタイムスケジュール 時刻 すること 6:00 起床 7:30 長男登校(小学生) 8:30 次男登園(保育園) […]